お家の物語を大切にする

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お家の物語を大切にする

平岡工務店

くらしから考えるリフォーム

ビフォーアフター

ビフォー



施主様のご要望・悩み・現状

築40年の軽量鉄骨造にお住まいのIm様。
長年住んで来られたお家の老朽化を感じておられ、水回りの設備入れ替えと床の張替えでご相談をいただきました。
元気で明るい奥様の口癖は、「あと20年もったらええねん」。
何度も足を運び、対話を重ねることで、見えてきたお施主様の願いは、「これからも安心して暮らしたい」でした。

プロセス

心配ごと


工事期間中、お風呂の心配をされていた施主様。仮設の小さなお風呂をご用意させていただきました。
屋外に設置することもあり、「目隠し用の壁」と施主様のことを気遣い「風呂椅子」を大工さんが製作。

浮き彫りにする

リフォーム現場では、解体してみないと、見えないことがたくさんあります。
だからこそ、想像しながら解体する、これを大切にしています。

白蟻被害によって、土台が侵食されたり、 外壁の劣化や床下通気口から、雨が内部へ侵入したり。
図面からは読み取れない”想定外”をひとつひとつ浮き彫りにしていきます。

ありのまま伝える

このままでは、内装は綺麗になっても、 雨が降るたびに、いろんな箇所から雨が侵入してきます。
もちろん、予算としてみていない修繕費がさらにかかってしまいます。
伝えにくいことだけど飲み込まず、正直にお伝えすることが大切だと考えています。
床下通気口からの雨水が侵入コーキングの劣化によりひび割れ。

整理する

“これからも安心して暮らせること” これを基本軸に、土台の修復・雨漏りの原因追求と改善は、必須。
予算とのバランスを見ながら、優先順位を再整理します。

もう一度、一緒に考える

当初の図面通りではなく、もう一度、図面を考え直しました。 そして、浮き彫りになった問題点の解決方法を一つひとつ模索していきます。
何度も、施主様と一緒に考えていきます。 もちろん優先順位も変わっていきます。
このプロセスが、安心を作り出す、大切なプロセスだと考えています。

アフター

平岡工務店の考え

安心 > デザイン

これは、施主様との対話から感じたこと。
それを一つ一つ、形にしていきました。 時には、伝えいにくいことも、勇気を振り絞って伝えます。 図面だって、一から書き直します。
時間はかかりますが、これからも安心して暮らせるために、どうすれば良いのかを考え、施主様に合った”丁度いい”を一緒に探します。
それが私たちにできるお手伝いだと思っています。
 
間仕切りがなくなり、広々とした空間に。

念願の対面キッチン。大工さん考案のオリジナルの造作収納棚も。
暗闇での転倒防止のためにセンサー式のフットライトを取付。足元を照らしてくれます。



せっかくリフォームするんだから、大きくゆったりとした浴槽に… となりがちですが、高齢の方にとっては、浴槽が大きすぎると、座ったとき足が届かず危ない。
だから、ショールームに必ず同行し、実際に浴槽に座ってもらう。 もちろん手摺の位置確認も行います。


「安心」の中のお気に入り。