「工夫」 As様邸/奈良市
目の前には、田んぼが一面に広がり、川の流れる音が聞こえてくる自然豊かなこの場所で、中古物件のリフォーム工事のお手伝いを行っています。
この日は、補強工事が終わり、電気の配線工事の初日。
予定していたコンセント位置の壁に穴を開け、配線を通していく作業です。
“壁の裏”にどうやって配線を通していくのか…。
まずは作業中に、配線が絡まないよう、きっちりと下準備します。
ここで登場したのが、現場の必須アイテム「メジャー」。
開けた穴から、伸ばしながら、どんどん通していきます。
天井裏まで通したメジャーの先端に、配線ケーブルをテープで巻き付け、しっかり固定します。
そして、コンセント口からメジャーを巻き取り、回収すると、配線が綺麗に通り抜けました。
「見えないところまで、美しくきちんと仕上げる」
そんな哲学を持っておられる職人の技と工夫が光ります。