お家の物語を大切にする

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くらしから考えるリフォーム

ものがたり

「変える」ではなく「整える」

このお家は実は平岡工務店の弓指のご実家。
自分の両親の未来のためにリフォームだなんて最高の親孝行だと思います。
実際弓指の一番拘っていたところは、 給湯器のリモコンの高さ。一般的な位置よりも10センチ近く下にしてあるんですよ。
ご両親と一緒に暮らしていたので、お母さんが一番使いやすい高さを知っていたんですね。

今回の全面改修リフォームで一番のポイントは、
見た目や雰囲気、使い勝手、動線は変わっているけど、間取りは全然変えてないんですよ。
普通は全面改修ってなると、壁をぶち抜いたりして、原型が無くなるくらい全部変えてしまう。
でもこのお家はキッチンの場所もダイニングの場所もそのままですし、トイレも向きを変えただけなんです。
その根本的な所を変えてしまうと逆に暮らしにくくなる。
車で例えるならフルモデルチェンジでは無く、マイナーチェンジ。

また大きく間取りを変えなかった理由は、変えなくても暮らしやすいお家にできると思ったからです。
全面改修だからといって、無理やり間取りを変える必要はなくて。ご家族が暮らしやすいお家が理想なので。
例えば、未来を考えて引き戸に変えたり、キッチンを5センチ縮めたり、使いづらかったところを調整したり、
幅を揃えたり、ピタッと収納できるようにしたり、使いやすい機器にも変更しました。

実際、工事前のお打ち合わせでも具体的にどこを直したいとかではなく、何がしたいかっていう未来のお話をずっとしていましたね。
今回の最適な解は、「変える」というよりもきちんと「整えた」という表現の方が近いかもしれません。
だからこそ派手さはなく、実際に住んでみてわかることの方が多いと思いますし、
もし仮に身体的に少し不自由を感じ出した時でも暮らしやすいようにしています。

〜お施主様インタビュー〜

 

主人は、気に入らないことがあったら、ストレートに言うタイプなんです。
でも何も言ってこないので気に入っているんだと思います。
そういえば最初、ダイニングに大きなテレビを設置する事にすごく反対していたのですが、
今では、向かいのソファーに座ってテレビでYoutubeを見ています。家族全員「どないやねん!」って(笑)。
今では一番テレビを活用していると思いますよ。なんか落ち着くようになったんでしょうね。
そう言う意味で言えば、リフォームをして一番変わったことは、主人がYoutubeを見るようになったことですね(笑)。

うちにもよくリフォームの営業が来ていたので「いまキッチンリフォームがキャンペーン中で・・・」とか、
「予算はいくらでやりますよ・・・」とかそういう突っ込んだ話から入ってくるのかと思っていたんですけど、
平岡さんはすぐにリフォームの話ではなくて、趣味とか、10年後20年後どんな風に暮らしたいかっていう話で。
なんか私たちが思っていたのといい意味で違って。
いろんな観点から私たちのことを観察して私達に合うベストな案を提案してくれたのかな〜と思います。

息子もいいとこに勤めてるな〜としみじみ感じながら、
工事が始まってからは1週間に1回くらい見に行ったりしていて、そうするとご近所の人が
「ここで働いている人は、真面目でみんな一生懸命働いて愛想もいいんです〜」って褒めらて、なんか嬉しかったですね。

またリフォームをして感じたことは、間取りは変わっていないのですが部屋全体明るくなり、使い勝手に違和感が無くなったように感じます。
以前は、背の高い食器棚がキッチンとテーブルの間にあり、狭く暗く感じていたのですが、
キッチンカウンターにすることで、光が抜けて一気に明るくなりました。
そのキッチンカウンターの前にダイニングテーブルを置いているのですが、キッチンカウンターに引き出しをつけてくれたんです。
これがめちゃくちゃいいんですよ!普段はここにコップやお醤油とかお食事の時によく使うものを入れていて、
食事中に「あっ醤油」といって動かなくてはならない動線が無くなりました。

また、昔だったら変な角度からの西日が強くて料理するのが辛かったのですが、
それも解消され、今では主人の畑で採れた野菜を使って料理したり。
今までどれだけ無駄に動いてたんだろうとか、色んな違和感が普通だったのでそのストレスが全部無くなったというか。
それが無くなるだけで、なんか毎日がとても落ち着いた生活で気分も朗らかになりましたね。
変わっていないといえば変わっていない。でも便利さは変わっている。そしてよく見ると全部変わっている、という不思議な感覚です。